ガテン業界にも社会貢献の風、公共空間に無料で塗装する団体

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安田会長は「経済至上主義は過去のものにしなければならない」と語る

塗装工務店の全国ネットワーク「塗魂ペインターズ」は、不特定多数の市民が利用する建築物にボランティア塗装を推進する全国組織だ。

2010年3月に伊勢原山王幼稚園(神奈川県)の鋼板屋根に無償で塗装したのを皮切りに、太陽光で高温になる大津幼稚園(同)の遊具を遮熱塗料で塗装。

2011年7月には照明を落としていた東京・品川の区役所と防災センターを結ぶ渡り廊下に塗るだけで明るくなる高反射塗料を施し、節電を支援。被爆地の南相馬市に物資も届けた。

こうした職人による作業に対し、日本ペイントは塗料を、好川産業は刷毛をそれぞれ無償提供し、業界全体で社会貢献の気運を高めている。

株式会社安田塗装(東京・豊島)に勤務し、同団体の会長を務める安田啓一氏は、ホームページで団体設立の意図をこう書いている。

「先進国の一員である以上、自社利益のみの小さな殻に閉じこもることを良しとせず、たとえ中小企業であっても、社会的責任を持つことはもとより、積極的に社会に貢献してゆく。これこそが企業の使命。社会貢献および環境貢献活動に積極的に参加した企業こそが自社の足元を確固たるものにし、社会にとってなくてはならない企業に成長しうることを、私たちの身をもって証明させて頂く所存です」

1社のCSR活動としてではなく、業界全体に声をかけた全国ネットワークとして社会貢献を始める事例は珍しい。

これを機に塗装という仕事の社会的価値に多くの人が気付いてほしい。(今一生)

 

2011年11月14日(月)8:30

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