扇島と八戸でメガソーラー発電開始――発電コストは2030年までに大幅減?

扇島太陽光発電所 ※報道発表資料から引用

東京電力と川崎市は19日、川崎市臨海部に建設を進めてきた扇島太陽光発電所が運転を開始したと発表した。最大発電出力は1万3千キロワットで、一般家庭で使用する電力の約3800軒分に相当する。同臨海部の浮島太陽光発電所を加えた総発電出力は2万キロワットで、メガソーラー(大規模太陽光発電施設)としては国内最大級となる。

また、20日には東北電力が青森県八戸市に建設した八戸太陽光発電所(同1500キロワット)が運転を開始。同社は2020年までにメガソーラーの規模を1万キロワット程度まで拡大させたい考えだ。

自然エネルギーの発電コストは、導入の拡大で大きく低下すると予想される。政府のコスト等検証委員会が19日に了承した報告書では、メガソーラーの発電コストは2010年のモデル試算で1キロワット時あたり30円以上だが、2030年には最大で同12.1円まで下がると予測している。(オルタナ編集部=斉藤円華)2011年12月20日

国家戦略室 コスト等検証委員会

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オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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