村木さんは同年夏に退社し、フリーのコンサルタントとして独立すると、7月にロンドンで行われた国際会議「Out & Equal’s Global LGBT Workplace Summit」に参加した。
「日本人は会社から派遣された人事の女性が1人しかいませんでした。熱気のある会議でしたが、日本企業は参加せず、話題に出てこなかったのです。ディズニーの副社長も参加し、グーグルならLGBT支援への予算が年間予算にあらかじめ組み込まれている時代なのに。日本では、虹色ダイバーシティがLGBTに関する社内研修を手伝っており、ソニーでは、『ダイバーシティ&インクルージョン』のサイトで性的指向もダイバーシティへの取り組みの一環であることが宣言されました。
私たちは職場環境を良くすることでLGBTも安心して働けるようにすることを目指しています。多くの当事者の声を集めることが企業に対する説得力になるため、労働者側への支援活動も大事と考え、『職場の中で性別移行をしたいが、仕事を辞めなくてはならないのか』などの個別のケースの相談に無償で応じる事もあります」(村木さん)
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