■フェアトレードとオーガニックのダブル認証チョコも
イオンはこれまでフェアトレード商品を販売してきたが、2014年1月、国際フェアトレードラベル機構(本部:独ボン)の「国際フェアトレード認証調達プログラム」にアジアで初めて参加した。
同プログラムは、企業が製品単位ではなく、事業全体でフェアトレード認証原材料の取引量を拡大していくことにコミットする仕組みだ。イオンは、2020年までにフェアトレード認証カカオの取引量を10倍(2012年比)の50トンにすることを目標に掲げる。
イオンリテールの梅本和典取締役会長は、「日本のフェアトレード認証製品市場規模は約90億円だが、今後さらに拡大していくだろう。これを機に国内の企業にもフェアトレードが広がれば」と期待を込めた。
同認証調達プログラム対象チョコは1月から販売を開始し、ミルクとビター各10枚入りで、127円(税込)。2層構造のチョコレートで、内部にドミニカ産のフェアトレードカカオを使用している。
同時期に、「トップバリュ グリーンアイ」オーガニックシリーズとして、フェアトレードとオーガニックの2つの認証を取得したチョコも発売された。ミルクとダークの2種類で、各8枚入り365円(税込)。フェアトレード認証のアフリカ産の有機カカオを100%使用し、ベルギーで製造されている。
いずれも全国の「イオン」「ダイエー」「マックスバリュ」など約1500店舗で販売されている。