京セラソーラーコーポレーション(KSC)は1月11日から、多雪地帯向けの住宅用太陽光発電システムを販売する。太陽光パネルにかかる荷重を分散させる新開発のラックを取り付け、1.5メートルの積雪にも耐えられる見込みという。
北海道、東北、信越、北陸、山陰などの積雪量が1メートルを超える多雪地帯での販売を狙う。住宅用太陽光システムは環境配慮の流れの中で普及が進む。しかしパネルは屋根に取り付けられることが多いため、冬場の雪の重みで壊れかねない危険から、これらの地域での普及率は全国平均を下回る。そのため、冬場の積雪に対応した。
ラックは、使用する金具の種類を増やすことで、パネルを裏面から補強するとともに、荷重を分散させるもの。これまでの1.4倍の重さに耐えられるようにした。KSCは太陽光発電システムの製造を行う京セラの販売子会社。(オルタナ編集部=石井孝明)12月21日