
クリスティアナ・フィゲレス国連気候変動枠組み条約事務局長が来日し、2月28日に東京都内で講演した。12年末で期限が切れ、日本がこれ以上の参加を拒否している京都議定書の延長問題について「(20年までに1990年比で)25%削減するという意欲的な目標を日本は掲げている。これで交渉を加速させてほしい」として、枠組み作りへの貢献を求めた。
今年末の同条約第17回締約国会議(COP17)では、気候変動をめぐる国際枠組み作りが焦点。欧州、開発途上国が同議定書の延長を目指す一方で、日本、米国、ロシアなどが「各国の負担が衡平ではない」などと慎重な姿勢を示す。
次期枠組みについて、フィゲレス氏は11年のCOP16で、途上国が自主的に削減することをまとめた「カンクン合意」を基礎に、現行の議定書の骨格を次期枠組みにも組み込むべきだと主張した。(オルタナ編集部=石井孝明)2011年3月2日