ペットボトルの大量廃棄は「MOTTAINAI」――マータイ氏の遺志継いだマイボトルキャンペーン

ワンガリ・マータイ氏

環境分野の活動家としては史上初のノーベル平和賞を受賞したワンガリ・マータイ氏が環境保護のために世界に広げた言葉がある。日本語の「MOTTAINAI(もったいない)」だ。

その遺志を引き継いだMOTTAINAIキャンペーン事務局(東京・千代田)はこのほど、マイボトルの使用を推進する「MOTTAINAI マイボトルプロジェクト」のラインナップに新デザイン2種5色を加えた。

MOTTAINAIキャンペーン事務局の調べによると、ペットボトルは、日本で年間、約200億本が消費されている。これは、毎秒約634本のペースで消費している計算だ。このペットボトルの大量消費・大量廃棄がもったいないという思いから始まったのが「MOTTAINAI マイボトルプロジェクト」だ。

デザインは、人気クリエイティブディレクターの箭内道彦氏などが手がけている。キャンペーンは2010年に始まり、これまでに5000本以上のボトルを販売してきた。売り上げの一部は引き続き、マータイ氏の故郷ケニアでの植林活動「グリーンベルト運動」に寄付される。(オルタナ編集部=赤坂祥彦)

 

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オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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