パナホームは7月23日、東京大学や日建設計らと共同で「CO2±0(ゼロ)住宅」の研究棟を滋賀県東近江市の本社工場内に完成させたと発表した。来年度中の商品化を目指し実証試験に入る。
「CO2±0(ゼロ)住宅」では気密・断熱性能の向上をはじめ、創エネ・蓄エネ・省エネ・省資源のほか、自然エネルギーを活用する「活エネ」などの技術テーマを実現する。具体的には発電・充電・照明・換気などのエコ技術を積極投入することで、CO2を排出しない住宅を実現する。
実証試験は今後3年をかけて行うが、2011年度には太陽光発電と家庭用燃料電池を活用したCO2ゼロ住宅を販売し、12年度以降は試験の成果を踏まえて住宅の環境性能を更に向上させるという。(S)