NGOを支援する国際協力NGOセンター(JANIC)(東京・新宿)は15日、原発震災後の福島の情報を世界に発信するポータルサイト「フクシマ・オン・ザ・グローブ」(英語サイト)を公開した。JANIC は2011年7月から福島市に駐在員を置き、県内で復興支援に取り組むNPOや市民グループへの支援を行ってきた。
フクシマ・オン・ザ・グローブでは、福島の状況に関心を持ちながらも、情報にアクセスできない海外の人たちに向けて、複雑化する現地の情報を英語で発信する。例えば、避難者の状況や放射線量の推移などの基本情報、現場を取材した国内外のジャーナリストや活動家によるレポートなどを紹介していく。
福島の現状を世界へ発信することで、継続的な関心と支援を得ていきたい考えだ。JANICは、福島の教訓を世界の人々に学んでもらい、同じことを繰り返さないための行動を起こしてもらいたいとしている。(オルタナ編集部=吉田広子)
◆原発震災後の福島と世界をつなぐ英語ポータルサイト