「ミツバチ大量死はネオニコ系農薬と強い相関」、金沢大学の教授らが論文発表

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■ネオニコは、「農薬」ではなく「農毒」

山田教授は実験の結論として、論文では次のようにまとめた。

「ジノテフランやクロチアニジン投与後、蜂群はすぐに縮小してついにはCCDの様相を呈した後、絶滅した。すなわち、女王蜂は成蜂がほとんどいなくなるまで存在し、蜂児や食料は女王蜂がいなくなった時点でも蜂群中に存在していた。こうした現象によってCCDがミステリアスと言われているが、それは蜂群が絶滅するまでの一場面に過ぎないということを意味している」

山田教授は、「ネオニコは、毒性が強く分解しにくく、『農薬』というより『農毒』に近い。このまま使い続け、ミツバチがいなくなれば農業だけでなく生態系に大きな影響を与える。ネオニコの危険性を多くの人に知ってもらいたい」と語る。今後は、毒性の強い有機リン系の農薬と比較した研究を行う予定だ。(オルタナ編集部=吉田広子)

◆ 「ジノテフランとクロチアニジンの蜂群に及ぼす影響」の全文はこちらから
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2013年3月5日(火)10:59

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