知床の自然環境生かし、自然大学院の開設目指す

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知床半島は豊かな自然が残る地域であるとともに、研究や保全対策、様々な問題解決に取り組んできた実績と経験が蓄積された地域でもある

自然環境保護などの専門家を育てる高等教育機関の開設を目指し、一般財団法人「知床自然大学院大学設立財団」が22日に設立された。

同財団は2017年以内の高等教育機関「知床自然大学院大学」開設を目指し、資金集めや学校法人設立の準備など大学院大学の設置・誘致を行う。大学院大学は2年制で、大学院教育に相当。自然環境や野生生物に強い関心を持つ国内外の学生や社会人を対象としている。

知床は、その自然資源に加えて、長年にわたり自然との共生に取り組んできた地元の社会的資源に恵まれている。そのような環境が同大学院大学の研究・教育を行うために最も適していると、同財団は考える。

教育内容は、生態学や野生生物学などの基礎に加え、保全生物学や野生生物保護管理学などの応用科学、地域に関わる社会科学分野やエコツーリズム学など広範なものになっている。国境を越えた環境問題や国際協力に対応できるよう語学教育も取り入れる構想だ。

同財団の設立者は、知床斜里町観光協会会長上野洋司氏と元斜里町長の午来昌氏ら。東京農業大学生物産業学部教授である田中俊次氏が代表理事を務める。

修了後の進路は、国や地方自治体の野生生物対策担当者や、企業・団体などの環境セクション担当者、環境教育部門や教育機関の職員、環境NGOの職員などを想定している。(オルタナ編集部=副島久仁彦)

2013年1月28日(月)12:03

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