柏レイソルは1日、社会貢献活動の一環として、昨シーズンに続き、ベトナム北部の山岳少数民族の教育支援を行うことを発表した。300万円を拠出し、子ども支援の国際NGOセーブ・ザ・チルドレン・ジャパン(SCJ/東京・千代田)を通じて、分校の校舎の修繕や教材の新調などの支援を行う。
SCJは昨シーズン、柏レイソルからの支援を受けて、ベトナム北部山岳部のラオカイ省で、少数民族の教育事業を実施した。山岳地帯では、多数の少数民族が居住しているが、少数民族の子どもたちが通う小学校では、彼らが日常的に使用する言語で学ぶための教育環境が整備されていないという。
こうした状況を受けて、SCJは、ラオカイ省で、教育関係者に対する指導者育成研修、ベトナム語習得支援などに力を入れてきた。今シーズンも引き続き、山岳少数民族の子どもたちを対象に支援を行う。
柏レイソルは、金銭的支援だけでなく、柏レイソルアカデミーのユニフォーム(パンツ)にSCJのロゴを付けたり、オフィシャルファンクラブ「アソシエイツ」会員に向けてSCJの活動を紹介するなど、広報活動などの支援も行う。(オルタナ編集部=吉田広子)