この寄付事業は、「おひさま復興支援プロジェクト」と題され、イーオクトが世界マメナジー基金と共に立ち上げたものだ。「e.スポンジワイプ」は、木材の端材を使用したセルロースとコットンを使用したふきんで、同社の人気商品だ。
集まった寄付金は、2012年12月までに112万円に上る。寄付金は、被災地である岩手県陸前高田市の個人宅へのソーラーパネル設置や、復興のため宮城県石巻市雄勝町の漁師たちが立ち上げた「オーガッツ」(宮城・石巻市)の漁船用ソーラーパネル取り付けに使用された。届けられた漁船用ソーラーパネルは、漁船の補助動力や照明などの電源に使用される。
イーオクト商品本部の関純子さんは「この支援プロジェクトは、生産にかかわる企業やデザイナー、NPO団体、そして消費者などの、さまざまな人の協力を得て成り立っています。たとえ被災地と離れていても、このような小さいながらも被災地復興の為の形になれたことを喜ばしく思う」と話す。
「私たちの使命は、被災地の復興支援を風化させず、これからも広げていくことです」と続けた。(オルタナ編集部=副島久仁彦)
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