グリーン電源、積雪地域に適した太陽光発電の実証実験

検証用太陽光発電所全景

グリーン電源(石川県野々市市)は4月2日、石川県白山市で検証用太陽光発電所「グリーン電源みかわ太陽光発電所」の運転を開始した。国内メーカー2社、海外メーカー2社の太陽電池パネル約2000枚を導入し、年間発電電力量40万kW時を見込んでいる。

この発電所の発電出力は400 kWで、発電量に影響を与えるパネルの設置角度や配線方法についても複数採用する。ここから得られたデータをもとに、北陸地域や積雪地域の気候特性に適したパネルの選定や、最適設置手法など幅広く評価・検証する。CO2削減効果も年間120トンを見込んでいる。

採用するパネルは、国内メーカー製多結晶パネル(100kW)、国内メーカー製CIS薄膜パネル(100kW)、中国メーカー製多結晶パネル(100kW)、カナダメーカー製単結晶パネル(100kW)の4種類だ。

グリーン電源は、蓄積したノウハウを活用し、さらなる自然エネルギー推進のため、小中規模の太陽光発電の普及を目指す。(オルタナ編集部=吉田広子)

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オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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