ドイツで「レジ袋25円課税案」が浮上、議論に

課税を提案した緑の党の国会議員ドロティア・シュタイナーや同党の欧州議会議員のレベッカ・ハルムスによると、「環境破壊はもちろん、レジ袋の多くが海に流れ込み海洋生物を脅かしている」という。アイルランドでは2002年から15セント(18円)課税し、2007年には22セントに引き上げた。これにより一人当たりの使用枚数は328枚から8枚に減少した。

現在ドイツでは年間53億袋消費されており、課税すると消費者は12億ユーロ(約1534億円)払うことになる。ドイツ商業組合は「ドイツ人はすでに十分、倹約している」として、課税案に反対を唱えている一方、ドイツ環境支援協会など環境団体は、自然保護や資源節減につながるとして歓迎している。(オルタナ編集部=ハノーバー・田口理穂)

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オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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