音楽やアートを使った国際協力イベントなどを展開するmudef(ミューデフ、東京・渋谷)は6月1日、「ラン・フォー・アフリカ」を日産スタジアム(横浜市)で開催する。TICAD V(第5回 アフリカ開発会議)のパートナー事業として実施するもので、参加費の一部はアフリカ支援に充てられる。
ラン・フォー・アフリカは、アフリカ支援のためのリレーマラソン大会だ。1チーム1~20人で日産スタジアム周回1.5キロコースを走り、4時間7分16秒の間、タスキをつないでいく。
参加費は1人4000円で、そのうち1000円が西アフリカ・セネガルでのマラリア予防対策に充てられる予定だ。マラリアは、エイズ、結核と並ぶ世界3大感染症の一つで、世界保健機関(WHO)によると、年間65万人がマラリアが原因で亡くなっているという。
ミレニアム開発目標(MDGs)では、「マラリアおよびそのほかの主要な疾病のまん延を2015年までに阻止し、その後減少させる」という目標も定められている。
ラン・フォー・アフリカでは参加者数3000人を見込み、住友化学の防虫蚊帳「オリセットネット」5000張の配布を目指す。オリセットネットは1張約1000円(輸送費含む)で、3~5年間効果が持続するとされている。
ラン・フォー・アフリカへの申し込み期限は、5月13日までで、ラン・フォー・アフリカの公式サイトで申し込みを受け付けている。(オルタナ編集部=吉田広子)