「業界初」ドリップオンの有機デカフェコーヒー

フェアトレードコーヒーを販売するスロー(千葉県松戸市)は5月より、有機栽培でフェアトレードの豆を100パーセント使用したドリップオン方式のカフェインレスコーヒー「a cup of SlowCoffee DECAF」の発売を開始した。二酸化炭素を用いてカフェインを除去するため風味が損なわれないという。同社の小澤陽祐代表は「有機・フェアトレードでカフェインレスのドリップオンコーヒーは業界初」としている。

「a cup of SlowCoffee DECAF」の商品パッケージ

ドリップオン方式では1杯につき7~8グラムの豆を使う商品が多いが、「a cup of SlowCoffee DECAF」では豆を増量し、同10グラムとした。同社では「今までにない深いコクと豊かな香りを実現した」と説明する。

価格は5パック入りで税込945円。4月に伊勢丹新宿店で実施した試験販売の反応は上々で、2日間で60セットが売れた。小澤代表は「カフェインレスと言われなければ分からない風味。妊婦の方やマクロビオティック(玄米菜食)を実践する人などに好評だった。夜寝る前にコーヒーを飲みたい人にも最適」と話している。(オルタナ編集委員=斉藤円華)

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オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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