本プログラムは、8月まで5回の連続セミナーとワークショップを実施、最終的には卒業生がそれぞれ具体的なプロジェクトに携わることを見据える。また、全国で市民エネルギー事業に携わる人々が集結する「コミュニティパワー会議2014」(年度末に開催予定)で、学んだ成果を発表する予定になっている。
デンマークなど自然エネルギー先進地域では、こうしたエネルギーアカデミーを実施することで、市民の中から自然エネルギー事業のリーダーが次々と誕生したという経緯がある。地域での自然エネルギー普及に向けた、こうした地道な取り組みが成果を挙げるまでには時間がかかるかもしれないが、これまで日本にはなかった独自の動きとして注目していきたい。(高橋真樹/ノンフィクションライター)