CSR: iPad活用、山手線駅で遠隔手話通訳

遠隔手話サービス画面を見せる駅の職員(JR東日本提供)

「iPad」のテレビ電話機能を活用した遠隔手話通訳サービスが、山手線内にある駅のインフォメーションセンターや総合案内カウンター、JR 東京総合病院で試験的に導入された。

これは、シュアール(神奈川県藤沢市)がアールシステム(神戸市)との提携で提供する「テルテルコンシェルジュ」の手話通訳を利用するもので、英語・中国語・韓国語と日本語との遠隔通訳にも対応。ネット回線の向こう側にいる各言語のオペレータがリアルタイムに求められた言語で通訳してくれる仕組みだ。

既に6月17 日からサービスが開始されており、来年3月31 日まで各インフォメーションセンターなどの営業時間内のうち、午前9時から午後5時までの時間帯に導入される予定。

導入する駅は、東京駅、品川駅、上野駅、池袋駅、新宿駅、渋谷駅、秋葉原駅。どの駅もターミナル駅だ。そのため、関東エリアに通勤・通学・居住するろう者だけでなく、東京の駅を使って旅行や移動をしたいろう者にとって、消費行動が活性化される。

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オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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