野田・アクセス事務局長は「近畿ろうきんとフィリピンの子どもをハッピーにする『心の粗品事業』を展開しているが、自分たち自身は、企業との連携には慣れていなかった。その意味で、企業に助けられて意義ある仕事ができている」と振り返った。
岸田・PSC代表理事は「協働がうまく行ったところはどこも成長できたと言っている。協働の中で意識変化や困難を一緒に乗り越えるところに意義がある」と話した。
さらに「企業は営利、NPOは非営利、お互い相容れないと思われていた存在が協働することで、社会にインパクト(影響)を与え、社会的課題を解決するような活動ができる。それを世の中に示し続けたい」と力説した。
河井教授は「企業もNPOも結局はヒトによる仕事。人財であるヒトを成長させることが、企業とNPOの協働で最も重要な意味を持っている」と指摘した。