アベノミクス効果やオリンピック招致で日本経済に明るい展望が兆す一方、東日本大震災の復興や福島の汚染水問題、少子高齢化など目を逸らすことができない難題が山積みだ。こうした課題をビジネスを通じて解決する「社会起業家」を育てる取り組みが注目を集めている。その一つが「社会イノベーター公志園」だ。このほど来春の「結晶(決勝)大会」に向けてプログラムがスタートした。(オルタナS関西支局特派員=笹山大志)
9月28日、第3回社会イノベーター公志園の幕が開いた。約500人の観衆で埋まった大阪市中央公会堂には、社会起業家を目指す挑戦者の熱気が渦巻いていた。
社会イノベーター公志園は、いわば「社会起業家の甲子園」。約半年間をかけて、社会起業家同士が切磋琢磨しながら、それを支援する「伴走者」とともに成長していくプログラムだ。2014年3月には「結晶(決勝)大会」が行われる。