東北からシリア難民へ、倉庫に眠る防寒具を極寒のキャンプに

トルコ側の受け入れ先は、トルコで一番大きなNPO「Kimse Yok Mu(キムセヨクム)」だ。成田からトルコ・イスタンブールまでの輸送は、トルコ航空が30トンまで無料で協力する。

トルコ国内のシリア難民キャンプは、急激な難民数の流入により、受入許容範囲を超え、80万人の難民がキャンプの外での生活を余儀なくされている。キャンプの外では、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)や政府からの公的支援が行き届かない。

そこで、今回集めた物資は、キムセヨクムの協力のもと、シリアとの国境都市アダナで、難民キャンプの外に住むシリア難民に対して配布する予定だ。トルコは現在、最低気温4度の厳しい冬を迎えている。

「こごさいるでばプロジェクト」では現在、一般からの物資の提供も受け付けている。必要物資は、毛布、防寒具、子ども服、タオル、下着、靴などだ。新品に近い状態なら中古でも可だという。以下のとおり、15日午前中まで受け付けている。

1月下旬には、クラウドファンディング(オンライン上の資金調達)プロジェクトを立ち上げ、東北から成田までの輸送費120万円(1500箱分)の寄付を募る予定だ。

◆送付先
〒289-1608 千葉県 山武郡 芝山町 岩山 148-15 GLP成田1階
航空集配サービス株式会社 / 成田ロジスティクス支店(東洋トランス扱い)
担当 加瀬 宛

注:備考欄に、物資の内容、個数、「シリア難民支援プロジェクトこごさいるでば」と記載してください。15日(水)午前中必着

editor

オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

執筆記事一覧
キーワード:

お気に入り登録するにはログインが必要です

ログインすると「マイページ」機能がご利用できます。気になった記事を「お気に入り」登録できます。
Loading..