「アースデイ永田町」に山本太郎議員も登壇

ヨガ教室の様子

「アースデイ永田町」が4月22日、衆議院第一議員会館で開催された。アースデイとは、地球環境について考える日として提案された記念日だ。山本太郎参議院議員や世田谷区・保坂展人区長など現職議員10人が駆け付けた。ヨガや整体など「地球を感じる」リラックスエリアも設けられ、109人が来場した。(オルタナ編集部=佐藤理来)

午前の部はエネルギー・気候変動をテーマに、PPS(新電力会社)本格導入のきっかけをつくった保坂区長や、燃料電池への転換を推進するR水素ネットワークの江原春義氏が講演を行った。

保坂展人世田谷区長

保坂区長は、「都知事選で脱原発が争点になった際、都政ではなく国政だとの指摘が上がっていた。しかし、社会を変えていけるのは唯一無二、自治体からのみである。国政のテーマと考えているうちは何も変えることができない」と強調した。

急きょ駆け付けた山本太郎議員は、「サーフィンを通じて自然の偉大さを知った。今は汚染水をきっかけに原発問題への意識を強く持っている。再稼働を止めたい」と訴えた。

別室では「癒し」をテーマにヨガの講座やマッサージ体験コーナーを開いた。酵母玄米を使ったおにぎりやランチセットの提供や、草木染め靴下などを紹介。ごみを出さないというポリシーから、ランチセットはすべてタッパー詰めだ。

運営を行ったのは市民による有志団体「アースデイ永田町実行委員会」。主催者の冨田貴史さんは、「政策一つひとつも大切だが、体や食べ物のことも同時に共有してゆくべきだと思った。議員との距離を詰めていくことが大切。こういった場を継続的にもちたい」と話した。今回の内容は「アースデイ永田町宣言」としてまとめる予定だという。

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オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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