東京ガス、大阪ガス、東邦ガスの都市ガス3社は6月22日、川重冷熱工業、三洋電機、日立アプライアンスと共同で開発した業務用空調機「ソーラー吸収冷温水機」の販売を開始すると発表した。
太陽熱を利用して冷房を行うこの設備は、雨天の日など天候により熱が不足する時でもガスのバックアップにより、快適性・利便性を維持して空調を行う。太陽光の集熱機と同製品を組み合わせた業務用の「ソーラークーリングシステム」は、延床面積4000平方メートル(3~4階建て)のビルの場合、太陽熱を組み込まない従来のガス空調システムと比べてエネルギー消費量が年間約24%減る。
ガス3社はオフィスビル、学校、病院、工場など大規模事業所への普及を目指す。