元わらべの高部知子さん、女性の依存症患者への支援訴える

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専門機関での依存症治療の大切さを訴えた、元女優の高部知子さん(7月4日の記者発表会で)

専門機関での依存症治療の大切さを訴えた、元女優の高部知子さん(7月4日の記者発表会で)

薬物やアルコール、ギャンブルなどの依存症患者支援を行うワンネスグループ(奈良県大和高田市)は7月4日、女性専用の入所型依存症治療施設「フラワーガーデン」を開設したことを発表した。依存症治療施設では、女性が入所できるものが圧倒的に少ない。元女優で精神保健福祉士の高部知子さんが、女性の依存症患者に向けた支援の大切さを訴えた。(オルタナ編集部=佐藤理来)

フラワーガーデン(奈良県橿原市)は、米国で確立された「治療共同体メソッド」に基づく、国内初の女性向け施設だ。

依存症治療には、通院外来のような「点」のケアではなく、24時間連続してサポートでき
る入所型の治療が勧められている。

しかし、女性が入所できる施設は非常に限られていた。薬物依存症治療で有名な「ダルク」でも全国76か所ある施設のうち、女性向けのものは6箇所だ。

ワンネスグループの矢澤祐史代表は、「男性の場合は妻に説得されて入所するパターンが多いのですが、女性の場合は逆です。家族内で解決しようとしてしまったり、世間体などを理由に隠してしまったりすることも多いです。夫が妻を治療させたというケースは、13年間運営をしてきて残念ながら1件もありません」と説明する。

高部さんは、「依存症が進むと無気力状態になり、本人の力で助けを求めるのは非常に困難。周りの助けが必要です。困っている女性に1人でも多く来てほしい」と訴えた。女性患者の顕在化と、治療施設の増加が求められている。

2014年7月7日(月)16:35

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