20km圏内に残された牛たちが語る、世界初の調査報告

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震災から3年が経過し風化が進む一方で、畜産を含む福島の生産物への風評は根強い

震災から3年が経過し風化が進む一方で、畜産を含む福島の生産物への風評は根強い

福島第一原発20km圏内には今も多くの家畜が残されている。こうした家畜の調査研究を発表するシンポジウムが7月26日、東京大学鉄門記念講堂(東京都・文京区)で開かれる。低レベル被ばくは研究例が乏しく、あまり調査が進んでいない。特に牛のような大きな動物での放射性物質の体内分布や動態を示すデータは世界初。(オルタナ編集部=佐藤理来)

旧警戒区域内6か所の牧場では、約280頭の牛が有志農家によって継続的に飼育されている。これらの牛は繁殖が禁止されており、食肉として出荷することもできない。

研究を行ったのは、一般社団法人 東京電力福島第一原子力発電所の事故に関わる家畜と農地の管理研究会(東京都・港区)。東日本の大学研究者を中心に、日本獣医師会の講演を受けて結成された。事故前後に生まれた牛の精巣構造や、被ばく線量の季節変動などの研究報告を予定する。シンポジウムは2年間におよぶ調査報告だが、結果の発表ではない。本研究会は今後も継続的な調査を行う予定だ。

シンポジウム詳細
http://liffn.jp/topics/20140623_press_release.pdf
一般社団法人 東京電力福島第一原子力発電所の事故に関わる家畜と農地の管理研究会
http://liffn.jp/index.html

2014年7月8日(火)19:32

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