龍谷大学農学部スタートを前に「食の循環」で議論

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2015年4月に開設する龍谷大学農学部に就任予定の教授陣と西辻代表(写真左から2番目)

2015年4月に開設する龍谷大学農学部に就任予定の教授陣と西辻代表(写真左から2番目)

龍谷大学農学部(2015年度開設予定)がシリーズで開催している「食の循環」をテーマにしたトークセッションが、大阪の「『川の駅』はちけんや」で開催された。4回目となる今回は、耕作放棄地の再生事業に取り組むマイファームの西辻一真代表をゲストに迎え、「都市と農村をつなぎ、食の循環を取り戻す試み」について、龍谷大学農学部に就任予定の教員らと語り合った。(オルタナS関西支局長=神崎英徳)

■農村と都市をつなげる仕掛け

西辻代表はまず、農業に興味のある都市部の人が増えているにもかかわらず、農村と都市とがつながっていないために、一般の人が農に携わるチャンスが少ないことを問題提起。これを受け、トークでは「都市と農村の距離をどう近づけるか」が論点となった。

西辻代表によると、家庭菜園やベランダ菜園など、小規模ながらも農業に興味を持つ人は増加傾向にある。現に、マイファームが運営する体験農園の利用者数は2012年から上昇に転じており、同社の週末農業ビジネススクールに入学する生徒数も着実に増加している。

しかし、「農業をやりたい人がいる一方で、農家の方が休耕地をなかなか貸してくれない」と言う。

その背景には、農業のルールを知らない都市部の人に農地は貸せない、という農家の思い込みがあり、それを解消するためには、都会の人が農業のルールを学ぶ機会を増やすことが必要だと強調した。

都市部の人が農業を知ることの重要性については、植物生命学科に就任予定の古本強教授も同調。「農家への溶け込み方や、人的なつながりの構築など、その土台となる学びを我々が提案することが大切だ」と述べた。

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2014年8月22日(金)13:16

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