国際環境NGOグリーンピース・ジャパンは9月19日、アプリ「グリーンお買い物ガイド~お魚編~」のリニューアル版を配信した。手軽な消費者向けツールで持続可能な魚食の普及を図る。今回のリニューアルで、掲載魚種が18種から33種に増えた。(編集委員=瀬戸内千代)
1月にリリースしたアイフォン・アイパッド版のデザインと内容を刷新した。天然魚介類6種と、輸入と国産の養殖魚介類9種を加え、計33種の資源状態を一覧できるようにした。
天然は魚の数と資源管理の状況を、養殖は環境負荷を、信号の3色で示す。例えば、天然のゴマサバとマサバは、いずれも資源管理は赤マークだが、魚の数はゴマサバが緑でマサバは赤。タップすると「サバを買うならマサバよりゴマサバを」といった具体的なアドバイスや解説が表示される。
グリーンピースは、日本の家庭で消費される魚の約70%を販売するスーパーマーケットに着目し、各種キャンペーンを展開。同アプリにも、位置検索して店舗情報をその場で投稿できる機能や、スーパーへの署名活動「おさかな貯金」へのリンクを盛り込んだ。