焼酎最大手・霧島酒造の「人づくり」と「電気づくり」

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芋焼酎「黒霧島」で知られる霧島酒造(宮崎県都城市)が好調だ。2012年から2年連続、焼酎・泡盛メーカー売上高首位を獲得し、2013年度の売上高は559億円に上る。2016年で100周年を迎える老舗企業ながら、社員の平均年齢は32.6歳と若い。江夏拓三・代表取締役専務は「吸収力がある若い人を育てることで、技術と経験を伝承しやすくなる」と話す。(オルタナ副編集長=吉田広子)

霧島酒造の江夏拓三・代表取締役専務

霧島酒造の江夏拓三・代表取締役専務

今年6月、霧島シリーズの新作「茜霧島」が限定発売された。「香りを楽しむ芋焼酎」というコンセプトで開発され、焼酎になじみのうすい女性でも楽しめる、フルーティで華やかな香りが特徴だ。

生産量は非公表だが、同社によると、「発売してすぐに店頭から消えた」という。

こうした新商品の開発やデザイン、広報など多岐にわたる企画を担当するのが企画室だ。平均年齢は26.4歳で、22人の社員からなる。企画室は同社のなかで「教職課程のような機能」を持つという。「若い人を育てる」がモットーの江夏専務が室長として統括している。

企画室の松田莉慧さん(26)は、「社歴にかかわらず、常に意見を求められる。幹部が出てくるような大事な会議や海外出張にも、若手社員を連れて行ってくれるので、広い世界のなかで学ぶことができる」と話す。

2003年発売の「赤霧島」のブレンダ―として活躍するのは、外村舞さん(29)だ。大学院を卒業後、霧島酒造に入社した。3年目ながら、熟成させた原酒と天然水「霧島裂罅水(れっかすい)」を調合していくという重要な仕事を任されている。

■ 社員に求めるのは「コラボ力」

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2014年10月10日(金)12:32

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