[CSR] 日本ロレアル、マスカラから口紅まで化粧品容器をリサイクル

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世界最大の化粧品会社ロレアルグループ(本社:パリ)の日本法人である日本ロレアル(東京・新宿)は、米国生まれのリサイクル会社テラサイクルジャパンと共同で、使用済み化粧品容器のリサイクルシステムを導入した。マスカラやアイシャドウ、リップスティックのケースなど、ブランドを問わず回収し、公園のベンチなどに再利用する試みだ。(フリーライター・今一生)

キールズ銀座店に設置されたリサイクルボックス

キールズ銀座店に設置されたリサイクルボックス

2001年に米国で創設されたテラサイクル社は、ロレアルグループをはじめ、100社以上の企業とパートナーシップを持ち、世界25カ国で使用済みのパッケージや製品を回収している。回収協力者には「テラサイクルポイント」を付与し、1ポイント=1円として換算した金額を協力者が希望する学校やNPOに寄付する。

日本ロレアルのコーポレート・コミュニケーション本部船津利佐さんによると、「65%以上のゴミはリサイクルできず埋め立て廃棄や焼却されており、環境への影響をもたらしている」という。

そこで、テラサイクルと協力することで、リサイクルが難しいとされていた使用済み化粧品容器を回収し、付加価値のある新たな製品として再利用したり、寄付につなげたりする取り組みを開始した。

日本ロレアルでは、ニューヨークのアポセカリー(調剤薬)発祥のスキンケアブランド「キールズ」の店頭で、リサイクルボックスを置くほか、世界100 カ国以上で展開しているメイクアップブランド「メイベリン ニューヨーク」を扱う店舗でもリサイクルボックスを設置する予定だ。

メイベリン ニューヨークは10月からメイクアップ容器の回収をオンライン上で始めている。対象の容器は、マスカラ、アイシャドウ、ファンデーションやリップスティックのケース、アイライナーのペンシルやケース、リップグロスやコンシーラーのチューブなどでブランドは問わない(マニキュア、スキンケアやヘアケア製品、ガラス製品などメイクアップ以外の空き容器は回収対象外)。

ネットからの回収には日本全国どこからでも参加でき、個人だけでなく、学校など法人単位でも可能。今後、ドラッグストアなどの流通網を通じて広く回収することも視野に入れている。

キールズは12月から全店舗で専用のリサイクルボックスを設置し、キールズ全スキンケア製品と他社スキンケアの空き容器を回収している。これらは、店舗や公園などの公共施設に置くベンチなどに再利用される。キールズでは、空き容器を持参した個数に応じてスタンプとトラベルサイズのサンプルをプレゼントする特典を用意している。

日本ロレアルは、初年度で計10万個の使用済み化粧品容器の回収を目指し、今後、新たなブランドへの導入を予定している。

◆テラサイクルジャパンの公式サイト内 メイベリン ニューヨーク「ビューティリサイクル」プログラム

◆キールズ

◆今一生の著書一覧

2015年1月20日(火)11:25

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