[CSR] 農地の水やりを最適化、家庭用プリンターでつくる「土壌水分センサー」に1000万円

このエントリーをはてなブックマークに追加

スコッチウイスキー「シーバスリーガル」を展開するペルノ・リカール・ジャパンは1月20日、「シーバスブラザーズ・ヤングアントレプレナー基金」の受賞者に東京大学大学院情報理工学系研究科の川原圭博准教授を選出した。川原准教授は、家庭用プリンターでも製作できる紙製の土壌モニタリングセンサー「センスプラウト」を開発。助成金として1000万円が贈られるほか、継続的な事業の支援を受ける。(オルタナ副編集長=吉田広子)

「シーバスブラザーズ・ヤングアントレプレナー基金」の授賞式で。左から2番目が東京大学大学院情報理工学系研究科の川原圭博准教授

「シーバスブラザーズ・ヤングアントレプレナー基金」の授賞式で。左から2番目が東京大学大学院情報理工学系研究科の川原圭博准教授

シーバスブラザーズ・ヤングアントレプレナー基金は2012年、シーバス兄弟の社会貢献の精神を受け継ぎ、有望で若いビジネスパーソンを支援することを目的に設立された。

受賞した川原准教授は、インクジェットプリンターによって印刷した紙が電子回路になる「インスタントインクジェット回路」という技術を使い、紙製の土壌モニタリングセンサー「センスプラウト」を開発した。

センスプラウトは、土に差し込んで、土壌の水分量を測定するセンサー。通電できる銀ナノインクで電子回路を印刷し、静電容量の変化を検知する。検知した水分量は受信機に発信することもできる。

川原准教授は、「情報工学と農学の研究者が分野を超えてタッグを組み、従来よりも遥かに低いコストのセンサーを用いることで農業の諸問題に対し、実践的な解決を試みたい」とコメントしている。

川原准教授は、2015年1月に、株式会社SenSproutを設立し、日本国内および世界での実用化を目指している。7月には、英国のシーバスブラザーズ社が主催する、優勝賞金最大100万ドル(約1億円)のアントレプレナー世界大会「ザ・ヴェンチャー」に挑戦する。

2015年1月21日(水)12:31

alternaショップ
ページの先頭に戻る↑