多摩センターで「フクシマを忘れない」 脱原発の集会とデモ

■「原発は電源として重要でない」

折からの小雨が降る中、集会とデモには約50人が参加。福島出身で、聖蹟桜ケ丘に住む夫婦(60代)は「福島を忘れてはいけない」と話した。

「3・11 フクシマを忘れない 原発のない未来を TAMA実行委員会」が毎年3月に開催し、今回で4年目。平和などをテーマに地域で活動する市民団体が、個別のテーマを越えてネットワークを立ち上げた。市民エネルギー団体「多摩電力」に関わる人も参加している。

主催者代表の山口渉さん(30才)は「一昨年の9月から原発稼働ゼロが続いている。原発が電源として重要でないのは明らかで、しかも『核のゴミ』を処理するめども全く立っていない」と指摘する。

時間の経過とともに原発事故への関心も薄れ、またデモに無力感を感じる人もいる。他方、東電原発事故は収束せず、国も原発の維持に前向きだ。山口さんは「運動を続ける中ではいろいろある。集会やデモも一つの方法で、これからも続けていきたい」と話した。

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オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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