「あなたは何も悪くない」、拉致・性被害体験を映画化した【ら】

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映画ポスターを前に。左から主演の加弥乃さん、水井さん

映画ポスターを前に。左から主演の加弥乃さん、水井さん

10年前、実際に起こった連続拉致事件被害者である女優の水井真希さんが監督した、事実に基づいた映画【ら】が公開されている。3月20日までは東京・渋谷のアップリンク、4月18日から名古屋シネマスコーレ、同月に大阪第七藝術劇場、その後も初夏に松山、新札幌と全国ロードショーが決まっている。主演は元AKBの加弥乃さん、拉致犯人役は小場賢さんだ。(フリーライター・遠藤一)

夏の夜、アルバイト帰りの少女が突然刃物をつきつけられ、ガムテープで目や口、肢体を巻かれる。車に連れ込まれ、車内で犯人と夜通し過ごす30分ほどが前半の内容だ。

後半は、その後の拉致被害者たちの描写や、PTSD(心的外傷後ストレス障害)を想起させる森の中での主人公の葛藤などが描かれる。

監督の水井さんは「前半は、現実にあった犯人とのやりとりを可能な限り完全に再現しました」と言う。

主人公は犯人にささいなことでいちいち「ありがとうございました」と伝え、下手に出る。

主人公のリストカット跡を見た犯人は「自分を大事にしなければダメだ!」と怒り出す。

「他の人が描いていない本当の現場はこうなんだよ、と表現したかった。やるかやられるかって状況でも、一晩あると間の抜けた瞬間っていうのもある」(水井さん)

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2015年3月17日(火)14:22

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