「猫付きシェアハウス」で猫の殺処分減らす

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「殺処分の前に民間でできることがある」という東京キャットガーディアン

「殺処分の前に民間でできることがある」という東京キャットガーディアン

NPO法人東京キャットガーディアン(東京・豊島)は、殺処分ゼロを目指し、大塚・西国分寺の猫カフェ型開放型シェルターを拠点に、保健所・動物愛護センターなどから猫を引取り、飼育希望者に譲渡する里親募集を行っている。同NPOが「しっぽ不動産」という事業を通じて運営している「猫付きマンション」や「猫付きシェアハウス」は、日本初の試みだ。(フリーライター・今一生)

「猫付きマンション」は、東京キャットガーディアンがペット歓迎の賃貸物件に直接交渉し、入居希望者が里親として適正かどうかを審査した上で、保護した猫を預かってもらう仕組みだ。80室あり、審査に落ちても、大家さんが許可すれば入居することもできる。

引き取ってきた猫があらかじめいる「猫付きシェアハウス」は、荻窪に1軒ある3室で5匹を預かっており、ひばりが丘の物件でも5部屋で入居希望者の公募を始めている。

このシェアハウスは、審査を通らないと入居できない。国選弁護人から刑事被告人の猫を一時的に預かる場合もある。この事業はフランチャイズで増やす予定だ。

「物件改修費は加盟店さんの負担になり、私たちはノウハウと医療サービス、物流などを提供します。住人は飼育の方法を学べるため、良い飼い主を作る教育の場にもなり、小さなシェルターになりうるので、全国制覇したいです」(NPO法人東京キャットガーディアンの山本葉子代表)

このほか、キャットフードや猫砂など日常の買い物で保護活動に参加できる「ShippoTV」(ShippoTV楽天市場店)の運営、迷子の呼びかけに対応する個体識別番号と電話番号を提供する「しっぽコール」、「猫カフェスクール」などの活動を続けている。

「ここ6年半の活動で4000頭以上の猫を譲渡してきました。行政としても保健所へ入れないようにする施策が進んでいますが、私たちは独自にコールセンターを開設しました。殺処分の前に民間でできることがあります」(山本代表)

ユニークなのは、やはりNPOとしては日本初という「ペット保険の代理店業務」だ。

保険に入ってないと、高額な医療費で里親になることに二の足を踏む人も少なくない。ペット保険には犬の飼い主は多いが、猫は少ない。加入時に健康であることの確認が必要だが、同NPOは動物病院を持ち、常勤で獣医師もいる。

◆東京キャットガーディアン
http://www.tokyocatguardian.org/

◆今一生の著書一覧
http://astore.amazon.co.jp/con-isshow-book-22

2015年3月23日(月)17:20

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