ロック・ミュージシャンによるCSR [笹谷 秀光]

笹谷秀光
伊藤園 常務執行役員 CSR推進部長
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アイルランドの歌手ボブ・ゲルドフが提唱したロック・ミュージシャンのグループによる2014年末のプロジェクト「Band Aid 30」が注目されています。1985年のLIVE AID(ライブエイド)、2005 年のLIVE 8(ライブ エイト)に続く活動で、今回はアフリカのエボラ出血熱に苦しむ人々の救済を目的とするものです。ミュージシャンによる本業関連CSR の観点から興味深いものです。(伊藤園常務執行役員=笹谷秀光)

■LIVE AID(ライブエイド)とLIVE 8(ライブ エイト)

LIVE AID(ライブエイド)とLIVE 8(ライブ エイト)の二つは、いずれもアイルランドの歌手ボブ・ゲルドフの提唱による世界規模のチャリティ・コンサートです。

ボブ・ゲルドフは1984年にアフリカ飢餓救済基金を行うためにイギリスとアイルランドのロック・ミュージシャンから構成されたBand Aid(バンド・エイド)を結成し、同年のクリスマス前にシングル“Do They Know It’s Christmas?”がリリースされ大ヒットとなりました。

この曲が記憶されることになった、LIVE AID(ライブエイド)は、1985年7月13日に行われ、20世紀最大のチャリティ・コンサートとなったといわれます。「1億人の飢餓を救う」というスローガンのもと、「アフリカ難民救済」を目的として行われました。ボブ・ゲルドフのBand Aidの“Do They Know It’s Christmas?”と米国のグループ. USA for Africaの“We Are the World”などが歌われました。

LIVE 8(ライブ エイト)は、2005年7月2日に世界中で同時に行われたチャリティ・コンサートです。2005年7月6日からのG8首脳会議がスコットランドのグレンイーグルズにおいて、英国首相のトニー・ブレア主催により行われ、アフリカの直面している問題を取り上げました。LIVE 8は、その会議に先立って実施され、G8首脳に向けてアフリカ支援を訴えたのです。

ロンドン、フィラデルフィア、パリ、ローマ、ベルリン、トロント、ヨハネスブルグ、エディンバラ、モスクワ、東京(幕張メッセ)の8都市で開催されました。各都市で何万人もの観客動員数があったほか、メディア配信でも多くの人が見ました。

メイン会場のロンドン・ハイドパークで行われたコンサートの出演者は、エルトン・ジョン、ポール・マッカートニー、スティング、ザ・フー、U2、マドンナ、マライア・キャリーのほか、私の最も好きなグループの一つである、ピンク・フロイドの一度限りの再結成など、多くのビックネームが名を連ねました。

私は、昔から、「プログレシブ・ロック」が好きで、昨2014年の私としての重大ニュースは、11月のピンク・フロイドのニューアルバム発売でした。

■Band Aid 30によるエボラ出血熱支援

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笹谷秀光
伊藤園 常務執行役員 CSR推進部長
東京大学法学部卒。1977年農林省入省。2005年環境省大臣官房審議官、2006年農林水産省大臣官房審議官、2007年関東森林管理局長を経て、2008年退官。同年伊藤園入社、2010-2014年取締役。2014年7月より現職。幅広いテーマで講演等に登壇。著書『CSR新時代の競争戦略-ISO26000活用術』(日本評論社・2013年)、『協創力が稼ぐ時代―ビジネス思考の日本創生・地方創生―』(ウィズワークス社・2015年)。

2015年4月8日(水)13:58

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