無農薬食材を使う幼稚園を一覧掲載「ハッピーランチガイド」

■保育園長「産直仕入なら高くない」

会見には、小冊子で紹介された「エイビイシイ保育園」(東京・新宿)の片野清美園長も同席。都内で唯一、24時間体制で認可保育を行う同園は13年前に無農薬食材の導入を始めた。現在では1日に提供する昼食・おやつ・夕食の3食全てで、100%無農薬食材化を達成している。

エイビイシイ保育園の片野清美園長(中央)=7日、都内で
エイビイシイ保育園の片野清美園長(中央)=7日、都内で

「食と発達障害は関連が深いと思う」と話す片野園長。無農薬食材の導入以降、子ども達のアレルギー症状が軽くなり、病気にかかる子どもも少なくなったという。

今回のアンケート結果でも、回答した幼稚園の約7割が今後、無農薬食材を使用することに前向きだ。しかし無農薬食材は一般のものと比べて値段が高いとされ、導入の妨げとなっている。

同園では生産者と年間契約を結び、直接仕入れることで費用を抑える。片野園長は「コストは高いとは思わない。産直仕入すれば費用は安く、(無農薬食材の使用にともなう費用は)保護者から集めていない」と説明した。

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オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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