世界のソーシャルビジネス)弱視でも使いやすい白黒反転手帳

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弱視などの視覚障がい者や老眼の人は、白い紙ではまぶしすぎるなど暗所で文字を読むのが困難なことがある。アーチャレジー(横浜市)はそんな視覚に困難を持つ人のための白黒反転手帳「TONE REVERSAL DIARY」を開発した。書きやすく見やすいように黒い紙に白色やパステルカラーのペンで書き込むことができ、罫線や日付は通常より太めの白で印刷されている。(ライター・遠藤 一)

2016年版の試作品。A5サイズで黒い紙に白色やパステルカラーのペンで書き込むことができる

2016年版の試作品。A5サイズで黒い紙に白色やパステルカラーのペンで書き込むことができる

アーチャレジー代表の安藤将大さん(21)は先天性の視神経の障がい「朝顔症候群」を持つ東京工科大学4年生。先端技術ビジネスの学部に入ると「こんなにある技術が障がい者に還元されない。もっと私たち自身が使いやすい方向を作れないか」と思い、2015年2月に起業した。

弱視の人たちの間では「白黒反転した文字は見やすい」のは常識だ。安藤さんは言う。「手帳によるスケジュール管理は社会人として必須。でも視覚障がい者にとって、使いやすいものが無かった」

2月に試作を作ると、老眼の人からも「この手帳のほうが見やすい」という声が出て、視覚障がい者以外にもニーズがあると感じた。翌月には、4月はじまりの2015年版を300部テストマーケティングで発売した。オンラインのほか、福祉法人や福祉展での販売が中心だ。

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2016年1月4日(月)10:09

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