ネスレのコーヒー専業企業であるネスレネスプレッソ社(スイス)はコロンビアの内戦が24日に終結したことを受け、翌25日に内戦地カケタ県のコーヒー農家を支援すると発表した。(オルタナ編集部=小松遥香)
原材料調達先であるコロンビアの内戦で最も被害を受けた地域のコーヒー農園再開などに取り組む方針で、年末には同地の豆を使った高品質のコーヒーカプセル「平和の夜明け(Aurora de la Paz)」を限定販売する計画。農家の支援は同国の他の被害地域にも拡大していくという。
一般的に、紛争後は国際機関やNGOが支援をし、安定した社会基盤を築く手助けをする。社会を立て直すための選挙や兵士の社会復帰、インフラの整備、職業訓練などの支援を行う。
同社はコロンビアコーヒー協会と提携し、企業として、この紛争後の平和構築という過程に携わる。