TPP原加盟国のNZでも、先住民マオリが発効に反対

全国各地で何回にもわたって行われたTPPに反対するデモ。首都ウェリントンでの様子© Nell Ballantyne
全国各地で何回にもわたって行われたTPPに反対するデモ。首都ウェリントンでの様子© Nell Ballantyne

環太平洋連携協定(TPP)の米国不参加がほぼ決定的となり、原加盟国の一つ、ニュージーランドでも反対派が気勢を上げている。2月中旬に行われた世論調査ではTPPに反対する人は42%で、このうち82%を先住民マオリが占める。彼らは、TPPを発効すると土地、漁業、森林などにおけるマオリの権利よりも、企業の利益が優先される可能性が高いことを問題視している。

TPPの条文には、マオリの権利を保護する条項も含まれているものの、発効後それが実行されるかどうか不透明な点に、マオリの人たちは危機感を抱いている。国内には、彼らを保護するためのワイタンギ条約法、ワイタンギ審判所が設けられ、他国の先住民に比べ、権利は保障されている。

続きは「サステナブル・ブランド ジャパン」サイトへ

editor

オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

執筆記事一覧
キーワード:

お気に入り登録するにはログインが必要です

ログインすると「マイページ」機能がご利用できます。気になった記事を「お気に入り」登録できます。
Loading..