環境についての意識が低下し、「興味なし」と思う人が増えた―。インターネット調査会社のマクロミルが行った「エコ(節約&環境)に関する調査」(第2回)でこんな結果が明らかになった。
調査は今年7月に1000人の成人男女を対象に行われ、「普段の生活の中での環境意識度」では「意識している」は64.6%と、「意識していない」の18.3%を大きく上回った。しかし前回調査(08年7月)と比較すると、「意識している」は10.0ポイント減、「意識していない」は7.8ポイント増と、全体的に環境意識は低下した。
意識しない理由として面倒くささ、必要のなさ、効果のなさ、興味のなさを挙げる人が多く、環境問題に対して行動やサービスが役立つという考えも減った。一方で消費者のエコ商品への切り替えは進んでいるという。(石井孝明)