コンテストで若者のソーシャルビジネス創出を支援

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人間が存続するための事業がソーシャルビジネス

続いて、シンクタンク・ソフィアバンク代表 藤沢久美 氏による基調講演が行われた。リーマンショック以降、ダボス会議において「持続性」がキーワードとなり、メンバーに哲学者や宗教者が増えてきた背景には、政治や経営において、「持続性」への不安があると指摘した。

文明は進歩し便利な社会になった。その一方で、人間の精神は進歩するどころか退化していないだろうか。困っている人を見ても、知らんふりをしたり、物を大切に扱えなくなっているのではないか。

藤沢久美氏

便利になった社会の中で、人は徐々に「心」をつかわなくなってきて、私たち人間は心の鍛錬をする機会を失ってきた。人間の精神が退化する方向で産業が進んでいる中で、人間が存続するための事業がソーシャルビジネスなのではないかとの見解を示した。

最後に、日本最大のクラウドファンディングの事例として奈良の大仏を例に挙げ、日本の人口の半分の人が、寄付・ボランティアなど何かしらのかたちで協力したことを説明し、日本のお寺にはこのような事例が多く、日本人には利他の精神が自ずと備わっていることを訴えた。

本コンテストの審査員は、佐竹右行(株式会社グラミンユーグレナCO-CEO)、藤沢久美(シンクタンク・ソフィアバンク代表)、菅正広(グラミン日本準備期公理事長)、佐分利応貴(笹川平和財団安全保障事業グループ長)、中川恭志(Touch Asia Group CEO)、岡田昌治(九州大学SBRCエグゼクティブディレクター)。

最後には、グラミン日本準備機構理事長の菅正広氏によるグラミン日本に関するアナウンスも行われた。来年の日本での事業立ち上げに向け注目を集めている。

 

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CSR48
企業のCSR担当者を中心に「CSRに関心のある女子たち」が集まったグループ。「CSRをもっと身近に」をミッションとして、月1回の勉強会やイベントを実施している。このほか、女性のエンパワーメントによって、利害や立場を超えて、より良い社会に向けたアクションをおこしていくことを目指す。メンバーの所属は、ゼネコン、広告会社、ゲーム会社、メーカー、NPO法人など様々

2017年11月8日(水)17:42

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