英国のコスメブランドLUSHの日本法人ラッシュジャパンは8月8日、在職期間を問わず全契約社員とアルバイトスタッフの一部を、7月1日から正社員にしたと発表した。契約期間にとらわれず長く働いてもらうことで、優秀な人材を獲得し、企業の成長につなげる狙いだ。(堀 理雄)
正社員化の対象になったのは、全社員1740人の約3割にあたる483人。10月には、正社員を対象に、これまで65歳だった定年制も廃止する。
ラッシュの各国店舗では、アルバイト契約社員として店舗スタッフのキャリアを開始し、入社10年後にはその国の経営者になった人も複数いるという。
こうした背景から、失敗を恐れない精神と柔軟性を持ち、自分らしく働ける環境作りを目指し、正社員化を推進した。
同社では、国籍や学歴、性別、性自認など、採用において一切差別を行わないポリシーがある。そうした観点からも、社員それぞれが何歳になっても自分らしく働ける職場環境を目指し、定年制の廃止にも踏み切るという。