花王が新ESG戦略、2030年にハードボトルほぼ全廃

このエントリーをはてなブックマークに追加

フィルムの隙間に空気を入れることで、自立した容器として使用できる花王の「エアインフィルムボトル」

花王は22日、2030年に向けたESG(環境・社会・ガバナンス)戦略を発表した。その中で、シャンプーやリンスなどプラスチック製のボトル型容器を2030年には詰め替え式フィルム容器にほぼ切り替えるなど、新技術を駆使した環境負荷の低減を目指す。(オルタナ編集部)

花王のボトル型商品の国内販売量は約10億本で、このうちハードボトル型が約2億本、フィルム型詰め替え容器は約8億本。同社は詰め替えを飛躍的に簡単にした「らくらくecoパック」や、空気を内包したボトル型のフィルム「エアインフィルムボトル」など「環境負荷が低い容器の生産個数を2030年に3億本にする」ことを目指す。

これにより、国内のボトル型容器はフィルム型容器にほぼ切り替わるほか、海外販売(2018年現在で全売上高の37%)や、社外への容器供給なども含めて、3億本の達成を目指す。100%リサイクル可能な単一素材フィルム容器など、新しい技術の開発を進めている。同社は2030年までに10個の画期的な新技術を開発することを目標にしている。

従来品に比べ楽に無駄なく詰め替えができる「らくらくecoパック」

このほか再生可能エネルギーの割合を高め、国際的なイニシアティブである「RE100」の加盟も目指す。パーム油については2018年、国内外のRSPO(持続可能なパーム油のための円卓会議)認証を取得し、一般顧客向け製品はすべて認証取得済みのものに切り替えを進めている。

花王が22日に発表したESG戦略は「キレイライフスタイルプラン(Kirei Lifestyle Plan)」の名称を付けた。「暮らし」「社会」「環境」という3つの領域において「ごみゼロ」「責任ある原材料調達」など19の重点テーマを設定した。ただ、脱炭素の目標は「2017年比22%減」(ライフサイクルベース)にとどまり、野心的な長期目標は設定できなかった。

ページ: 1 2

2019年4月22日(月)16:58

alternaショップ
ページの先頭に戻る↑