サントリーが山梨県と連携、「天然水の森」拡大

今回の連携でサントリーは、森林整備活動を進める「天然水の森 南アルプス」の面積を180haから2027haへ拡大する

サントリーホールディングスと山梨県はこのほど、良質な水源を保つ森林の保全を目的に「育水の推進等に関する連携協定」を締結した。シカの食害防止に向けた動態調査や森林内の植生・土壌調査、啓発活動などの内容を盛り込み、水・森林の保全に連携して取り組む。サントリーは、国内工場で汲み上げる地下水量の2倍以上の水源を涵養する森林整備を目標に「天然水の森」活動を進めており、今回の提携でその目標を達成した。(オルタナ編集部=堀理雄)

協定の具体的な取り組み内容は、ニホンジカによる食害被害防止に向けた動態調査、森林内の植生や土壌、水質、地質調査のほか、森林の整備・保全、水や森林保全に関する情報発信・啓発活動、「天然水の森」活動の実施などだ。協定は5年ごとに自動更新される。

サントリーは2003年、グループ国内工場で汲み上げる地下水量に相当する水源を涵養するため、全国各地の森を育てる「天然水の森」活動を開始。2014年には当初の目標を達成し、さらに2020年までに「2倍以上」の水源を涵養する森づくりを目指していた。

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オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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