米国で相次ぐラウンドアップをめぐる訴訟

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■逆方向に走る日本

食品安全に関係する評価として、国際がん研究機関(IARC)は2015年、グリホサートが、非ホジキンリンパ腫(NHL)を引き起こす説得力ある科学的根拠があるとした。

カリフォルニア州はこの発表を受け、グリホサート製剤に「発ガン性」の表示方針を発表していた。しかし、昨年モンサントを完全子会社化した独製薬会社「バイエル」は、グリホサートを主成分とする製品の安全性を主張している。

今、世界中ではすでにグリホサート製剤の販売禁止や規制を進める国が相次ぐ。フランスやスウェーデンから、スリランカやベトナムをはじめ、ラウンドアップとその主原料であるグリサホートの輸入を禁止し始めている。

また米国では、各州や市といった自治体ベースでの規制が進んでおり、特にカリフォルニア州はその規制がもっとも厳しい。

しかし日本は規制どころか、政府が公式に「安全」と認めている。

長崎新聞の報道によれば、世界で閉め出されたラウンドアップの在庫が、日本市場に一気になだれ込んでいるという。実際日本のホームセンターの先々で、山積みになっているラウンドアップを見かけたことがある人も多いはずだ。この状況を危惧せずにはいられない。

 

参考:モンサントの内部資料一覧(モンサントに対する訴訟を担当する法律事務所の一つである「Baum Hedlund Aristei&Goldman」による)

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2019年8月17日(土)9:00

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