JX日鉱日石エネルギーは10月26日、マンション向けの戸別太陽光発電システムの販売を全国一斉に開始した。 類例の少ないマンション各戸向けのシステムで普及を狙う。標準販売価格はモデルケースの場合、1戸当たり115.5万円だ。
同社開発のパワーコンディショナー(電力変換装置)を用いて、住戸ごとの太陽光発電を可能とした。導入効果として、発電した電力の約半分を売電できた場合は1戸当たり毎月4000円のメリットがあると同社は試算する。3年後の2013年度には年間4000戸の受注を目指す。
住宅で普及の進む太陽光発電だが、マンションではコストや場所の問題から、一括での購入が一般的だ。太陽光発電の普及の広がりを受けて、新しい形での市場開拓を狙う。(オルタナ編集部=石井孝明)10月29日