オルタナ58号(9月30日発売)

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今号の表紙
コフィー・アナン(1938年─2018年)
ガーナ共和国出身。第7代国際連合事務総長(1997年1月─2006年12月)。2000年に採択されたミレニアム開発目標(MDGs)が最大の功績の一つとされている。2001年にノーベル平和賞を受賞。

3 column

 alternative eye  森 摂

地域金融の「亀田総合病院」たれ

 4 Social Design Gallery

美しき廃墟 チュキカマタ

 9 art

高橋さとみの切り絵ワールド──まちが動き出す

social business around the world

10 [スイス]

社会的弱者知るツアー、当事者がガイドで好評

11 [カナダ]

プラごみを通貨に、環境と貧困を解決

12 [米国]

世界で代替肉ブーム、環境抑制に期待

14 feature story

SDGs時代の地域金融

アウトサイドイン 全国の先進事例

SDGs(持続可能な開発目標)が日本の社会やビジネスに急速に浸透しつつある中、「地域金融」もその姿を変え始めた。「マイナス金利」と「低成長」で地銀や信用金庫、信用組合の経営が厳しさを増す一方で、地域の課題に先んじて取り組み、したたかに本業の収益も上げる金融機関も出始めた。

「地域循環共生圏」
成否のカギは金融

中井 徳太郎(環境省総合環境政策統括官)

いままでとは全く違った、地球のエコ・システムに沿った形で経済、社会が回っていくシステムが「地域循環共生圏」。その中で、実物経済の裏側でおカネを流通させている地域金融は欠かせない存在だという。

[寄稿]

「相互扶助」への原点回帰
藤井 良広(環境金融研究機構代表理事)

[interview]

地域課題は信金の課題
浅沼 晃(盛岡信用金庫理事長)

盛岡信用金庫(岩手県盛岡市)は2012年、業界に先駆けて起業ファンドを立ち上げ、地域の起業家を資金的にも経営的にも支援してきた。株式上場を前提にせず、地域の発展を第一目的とする。2018年に就任した浅沼晃理事長は「地域の課題は信金の課題」と話す。

[interview]

存在意義(パーパス)は地域の繁栄
新田 信行(第一勧業信用組合理事長)

いま地域金融界で、注目を集める金融機関がある。第一勧業信用組合(東京・新宿)だ。みずほ銀行出身の新田信行理事長はSDGsを中小金融機関のチャンスと捉え、「地域の絆を強くするのが私たちの仕事。金儲けが目的ではない」と言い切る。

[commentary]

「共感資本社会」目指す
新井 和宏(eumo社長)

利益編重の資本主義からの脱却を図り、独自の通貨で共感資本社会を目指す取り組みが始まった。旗振り役は、eumo(ユーモ)の新井和宏社長。独自の投資哲学を持つ鎌倉投信の創業メンバーの一人だ。「変革は地方から始まる」と話す。

事例[熊本金融] 

冷たいお金から温かいお金へ
熊本市で「持続可能な地域金融フォーラム」

SDGs(持続可能な開発目標)が全国に浸透する中、地域の金融機関はどのような社会貢献やビジネスができるのか─。「社会的金融」をテーマにした「第一回持続可能な地域金融フォーラム」が7月11日、熊本市で開かれた。金融機関や行政、企業関係者や市民ら約400人が集まった同イベントでは「金融機関は堅い、冷たい」という固定概念が破られ、「未来への希望」を感じさせた。(一般社団法人ゆずり葉・代表理事 清水 菜保子)

事例[blockchain]

社会貢献を「見える化」

IT企業のソーシャルアクションカンパニー(東京・品川)は、ボランティアや寄付など個人が社会貢献活動をするとブロックチェーン上でコイントークンを付与するサービスを開発した。個人の社会貢献活動の可視化に挑む日本初の取り組みである。

事例[blockchain] 

米でも仮想通貨の中核に

ブロックチェーンとは、仮想通貨を運用するための中核技術であり、分散型台帳技術またはネットワークを指す言葉だ。仮想通貨は、電子的な決済手段として次世代の金融戦略では重要な役割を担う。この機能こそ、SDGsを実践するのに適していると期待が寄せられている。(寺町 幸枝)

事例[欧州/ドイツ]

利益を社会に還元
「社会的銀行」

カーシェアリングやスローライフ、菜食主義など、経済が右上がりの時代とは違ったトレンドが生まれている昨今、「社会的銀行」が注目を浴びている。「多ければ多いほどいい」「効率が良ければいい」というこれまでの価値観は崩れ、好みや生き方が多様化している。社会的銀行の意義に、やっと時代が追いついてきた格好だ。(独ハノーファー=田口 理穂)

28 top interview

デイブ・マンツ(花王 ESG部門統括執行役員)

「ESGドリブン」
製品も組織も変革

花王が2019年4月、新しいESG(環境・社会・ガバナンス)戦略「Kirei Lifestyle Plan(キレイライフスタイルプラン)」を発表した。陣頭指揮をとるESG部門統括であるデイブ・マンツ執行役員は「ESG戦略は、全てのビジネス戦略の中心にある」と力を込めた。

30 top interview

エリン・ミーザン(米インターフェイスCSO)

創業者の遺志継ぎ、
持続可能経営貫く

米タイルカーペットメーカーのインターフェイス。1994年に環境負荷をゼロにする「ミッション・ゼロ」を掲げるなど、米国サステナビリティ経営のトップランナーの一つだ。同社のエリン・ミーザンCSO(チーフ・サステナビリティ・オフィサー)に話を聞いた。

32 top interview

石川 康晴(ストライプインターナショナル社長)

エシカルを旗印に
優良顧客を開拓

ストライプインターナショナル(岡山市)が基幹ブランド「earth music&ecology」を立ち上げてから20年余りが過ぎた。当初から「エシカル」をコンセプトにしていたのは先見の明だ。石川社長はエシカルを掲げる目的は「優良顧客」の開拓戦略だと言い切る。

columns

37 オルタナティブの風  田坂 広志

英雄のいない国

39 エゴからエコへ  田口 ランディ

顧客満足度60パーセント

agriculture

40    農業トピックス  西村 ユタカ

41    日本農業 「常識」と「非常識」の間  徳江 倫明

「地域循環共生圏」と「持続可能な農業」

forestry

42    林業トピックス  オルタナ編集部

43    「森を守れ」が森を殺す  田中 淳夫

盗伐がむしばむ日本林業の価値

fishery

44    漁業トピックス  瀬戸内 千代

45    人と魚の明日のために  井田 徹治

サンマの減少は中国の乱獲ではない

fair trade

46    フェアトレードトピックス  中島 佳織

47    フェアトレードシフト  中島 佳織

「最低賃金」から「生活所得」保証へ

fundraising

48    ファンドレイジングトピックス  宮下 真美

49    社会イノベーションとお金の新しい関係  鵜尾 雅隆

インパクト投資で世界をリードするには

circular economy

50    廃棄物・静脈物流トピックス  エコスタッフ・ジャパン

51    論考・サーキュラーエコノミー  細田 衛士

環境と経済のウィンウィンは可能か

52    オルタナティブな空間  馬場 正尊

「馬場専用OTON GLASS」が意味すること。

55    欧州CSR最前線  下田屋 毅

世界の潮流「コットン2040」

56    CSRトピックス  CSR48 

alterna S presents

58    オルタナSな若者たち 

「ごみ拾い」で地域のつなぎ役に

60    KIYOの哲学 考察編  南 清貴

不妊症は「亜鉛不足が招く」か

61    エコでヘルシーな食空間  岡村 貴子

米国発祥、鎌倉のこだわりコーヒー

62    エシカル・ファッションの旗手たち  生駒 芳子

LA初マーケットバッグに脚光

64    世界のエコホテル巡礼  せきねきょうこ

「魂を養う」未来系リゾート

66    間違いだらけの自転車選び  山本 修二

優れたフレームの自転車を選ぶ理由

alterna SELECT

67    作り手の顔が見えるアフリカ産の日用品

CSR executive forum

68    CSR経営者フォーラム

CSR北海道 CSR東北 CSR中部北陸 CSR東海

72    声読者の&プレゼント*読者プレゼントの応募はこちらから

flash fiction

74    「こころざし」の譜  希代 準郎
お父さんは誰ですか?

  • SDGs時代の地域金融
  • SDGs(持続可能な開発目標)が日本の社会やビジネスに急速に浸透しつつある中、「地域金融」もその姿を変え始めた。「マイナス金利」と「低成長」で地銀や信用金庫、信用組合の経営が厳しさを増す一方で、地域の課題に先んじて取り組み、したたかに本業の収益も上げる金融機関も出始めた。

2019年9月26日(木)17:16

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