ファッションブランドのTWに「最低賃金はいくら?」

もりひろし
新語ウォッチャー
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米エシカルファッションブランドのABLEとNisoloは、2019年11月から「ハッシュタグ#LowestWageChallenge」(最低賃金チャレンジの意)による社会運動を展開している。縫製工場における労働環境の改善を目指す運動だ。

具体的には消費者に対して「好きなブランドのツイッターアカウントにWhat’s your Lowest Wage?(最低賃金はいくら?)とリプする」よう求める。

また指名を受けたブランドに対しては「サプライチェーンに含まれる最低ひとつの工場について、最低賃金を自主的に開示する」よう求める。開示情報は公式サイトに集約。第三者機関による検証も受ける。

運動の背景には、低賃金労働の問題が「業界でほぼ放置されている」状況がある。公式サイトによれば、世界中の縫製工場で働く労働者のうち、生活賃金(=生活を賄うのに十分とされる推定賃金。法定の最低賃金とは異なる)を超える収入を得られる人はわずか2%にすぎない。

また十分な賃金が得られない労働者の75%は18歳から24歳の女性だ。これらの多くは収入の多くを家族に再投資するため、低賃金が貧困の固定化に直結する構造もある。

もりひろし
新語ウォッチャー
新語ウォッチャー。国語辞典の新項目執筆を中心に活動。代表的な連載に「現代用語の基礎知識」の流行観測欄(2010年版~)など。

2020年1月14日(火)17:25

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