西友が国内小売業で初めて取得した「BAP」認証とは

西友は3月26日、「BAP」認証を得た「サラダえび」を全国181店舗で発売した。「BAP」認証とは、責任ある養殖水産物に関するグローバルな認証制度であり、2017年10月に世界で初めてGSSI(世界水産物持続可能性イニシアチブ)に認められた。同認証の取得は、国内小売業として初となる。(オルタナ編集部=多田野 豪)

BAP認証

「BAP(バップ:Best Aquaculture Practices)」認証の取得は、養殖水産業の生産プロセスに関わる全ての事業者(飼料工場、ふ化場、養殖場、加工工場)が、環境や社会への責任を果たし、動物の健康と福祉や食品安全に配慮していることを示す。

サラダえび 150g/397円(税抜)

西友の親会社で世界最大の小売企業であるウォルマート社は、サステナビリティにおけるグローバル目標の一つとして、2025年までに水産物を含む日常必需品のうち主要20品目を、持続可能な調達を強化・拡大していくと約束している。

その一環として、今回のBAP認証商品を含む環境に配慮した商品を発売するに至った。

同社ではBAP認証商品以外にも、ASC(水産養殖管理協議会)認証などの水産エコラベル認証を得た商品11品目の取扱いを開始し、持続可能な水産物調達を促進する。

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オルタナ編集部

サステナブル・ビジネス・マガジン「オルタナ」は2007年創刊。重点取材分野は、環境/CSR/サステナビリティ自然エネルギー/第一次産業/ソーシャルイノベーション/エシカル消費などです。サステナ経営検定やサステナビリティ部員塾も主宰しています。

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