日本ファンドレイジング協会:わがパーパス(61)

オルタナはこのほど、別冊「72組織 わがパーパス」を発行しました。省庁・自治体・株式会社・非営利組織(大学や病院を含む)など72組織のトップに、パーパス(存在意義)を執筆していただきました。その一部をご紹介します。

■鵜尾 雅隆・日本ファンドレイジング協会代表理事
社会のお金の流れを進化させる

私たち日本ファンドレイジング協会は、社会のお金の流れを進化させるために存在しています。私はかつて国際協力関係で、世界50カ国で仕事をする機会をいただきました。

その中で欧米、アジア、アフリカなどの国で気づいたことがあります。どの国にも企業があり、行政があり、NPOがあります。しかし、企業と行政とNPOの「社会の中での役割のバランス」は、どの国も違いました。

もうひとつ気づいたことは、「日本は社会サービスを行政にさせている(させるべきだと思っている)国として世界でもトップクラスだ」ということです。

実際、日本でのNPOセクターは脆弱でした。しかし、1995年の阪神淡路大震災がその状況を変えました。私が生まれ育った神戸は大きな被害を受けましたが、震災後に130万人のボランティアが集まりました。その後、NPO法ができて、社会起業家と呼ばれるような人たちが多数生まれました。

しかし、2000年代に入って気が付いたことは、「肉はできたが血が流れていない」、つまり成果や結果(肉)を出すNPOはできたのですが、それを継続的に活動させ、事業をスケールさせるに足る「お金」(血)は流れていないという状況になっていたのです。

そこで、私たちは「社会イノベーションとお金」というテーマに真正面から向き合う組織が日本には必要だと確信し、2009年に日本ファンドレイジング協会を立ち上げました。目指すのは、寄付と社会的インパクト投資の推進です。

特定非営利活動法人日本ファンドレイジング協会

オルタナ別冊「わがパーパス」
オルタナはこのほど、別冊「72組織 わがパーパス」を発行しました。省庁・自治体・株式会社・非営利組織(大学や病院を含む)など72組織のトップに、パーパス(存在意義)についてインタビューをしました。

2020年6月5日(金)9:00

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